日曜日。お家にいてもなんだかなあと思ったので、リヨンからぱぱっと行ける範囲でどこかないかなーと考え、行き先はアヌシーに決定!
ということで、リヨンからアヌシーへ電車でプチ旅行。
「アヌシーはスイスとの国境に近い町。町の雰囲気もフランスというよりはどことなくスイス風だ。白鳥が戯れる湖の水面に影を落とすのはアルプスの山々。町を貫流する運河近くに、ジュネーヴ生まれのジャン・ジャック・ルソーが住んでいたことでも知られる。フランスにいながらにして、スイス気分が味わえる。」
(地球の歩き方:フランス、p470~)
今回はリヨンPart Dieu駅からのチケットをSNCFサイトで事前に予約。一番安いのが20.10€だったので、行きは乗り換えありになってしまったけれど、それを選択しました。
ここで完全に抜けていたのですが、事前にネットで予約した場合、駅でチケットを印刷します。その時に、決済で使ったクレジットカードが必要!もちろん暗証番号もです。
すっかりそのところを忘れていて、OUIBUSでは予約だけでOKだったのでなんの疑問も持たず、クレジットカードも持たず。はて駅について、発券機で予約番号を入力すると
「決済時に使ったクレジットカードを挿入してください」
…お?
え、ちょっと待って。クレジットカード置いてきたわ。汗
非常に焦りました。サイトで予約した方は、クレジットカードを持って行ってください笑。
幸運にも電車が遅れていたので、家に戻り、無事に発券。電子版に表示されているプラットフォームに向かい、階段の手前においてある刻印機で刻印(Composteur)。無事乗車!
もう乗れたことで私は満足です笑。車内はこんな感じ。
ハリーポッターに出てくるコンパートメント!のような空間に少しわくわく(いやデザインは全然違うんですけどね。初めて見たのでつい)。
発車してしばらくすると、女性の車掌さんがチケットを見に来ました(このときコンポストしてないと罰金を取られることがあるとかないとか)。
少し経つと外は郊外の田舎風景に。菜の花が綺麗に咲いています。
でもやっぱり建物はヨーロッパですね。煉瓦の家々が並びます。
しかしここでも問題発生。
Chamberyで乗り換え予定だったのですが、元の電車が30分遅れたために、乗るべき次の電車に乗れないとのこと(まじで?!)。本来ならPart Dieu(電車)→Chambery(電車)→Annecyなのですが、Part Dieu(電車)→Chambery(バスで途中下車)→Aix les bains(電車)→Annecyに変更。
Aixまではなんとバスに乗れということで、「???」となっていたのですが、車掌さんがものすごく優しい方で、同じくアヌシーに行く女性を他の車両からわざわざ連れてきてくれて、しかもたまたま同じコンパートメントにいたおばさんが「あたしも同じバスに乗るから連れていくわ!」と言ってくれ、めちゃくちゃ暖かい旅路に。
おかげで無事に乗り換えることができました。本当に優しい。感謝です。
バスはこれ。メルセデスベンツ!なんとなくテンションが上がる。
でもまああっさりとAixに着いてしまい笑、いそいそとAnnecy行きの電車に乗り換え。電車の中は新幹線みたいになっていて、そこから2駅でアヌシーに到着。
予定より一時間遅くの到着になり、マルシェを断念して(日曜はお昼までしかやっていない)、観光センターに日本語の地図をもらいに行きました。どこの町にも観光案内所があり、ちゃんと町の地図をもらえます(日本語があるのはたまたまでしたが)。
ということで、いざ湖畔を散歩!ものすごく綺麗です。
本当にスイスを思わせる風景。
湖沿いにあるプラタナスの並木道は、もう100歳近いのだそうです。たくさんの観光客(多分イタリア語やスペイン語、英語を話す人がほとんど)や散歩をしているカップル、ジョギングしている人、自転車やスケボーで走っていく人がいます。
白鳥もたくさんいます。まったく人を恐れる気配なし。
アヌシー湖はヨーロッパで最も透明度が高い湖として知られています。どこを見ても透き通っていて、底が見えるのです。
ちなみに、夏は泳げます。今は寒いですが、カヤックの練習をしている人やヨットに乗っている人はいました。
こんな人もいます。後姿かっこいい。
湖から市街地に向かうところに、Pont des Amours(愛の橋)があります。この橋を恋人と一緒に渡ると?二人は結ばれるとかナントカ。20世紀初頭、1907年の鉄を使った建築様式としての良い見本でもあるそうです。
続いて旧市街へ。これ、有名なショットですね~!運河の間にあるのがPalais de l'ile(パレ・ド・リル)です。とってもかわいい。
どこを撮っても素敵。
マロン橋はアヌシーで最も古い橋。両端の橋脚が住居の下を通っているらしい。
至るところにお花が飾られていて、よりかわいらしさがアピールされてる。今の時期は結構冷え込んで寒くてガタガタだったので、夏とかいいんじゃないかな??
街中から少しだけ坂を上っていくと、アヌシー城。今は美術館になっていて、17時まで入ることができます(夏は18時まで)。入場料は学生€2.60、大人€5.20です。
展示はかなり幅広いジャンルを扱っていて、中世の時に使用していた家具や当時のトイレもあるし(びっくり!)、現代アートも展示されていたりします。じっくり見ても最低2時間は欲しい~。お城の造りそのものも見ることができ、私は一番この場所がお気に入りです。
庭からの眺めも最高です。風が気持ちいい(でも凍えるかと思った)。
塔に閉じ込められたお姫様はこんな景色を見ていたのかな~。
→高校時代のコンクールの自由曲がそんな歌詞でした。山がそびえたつ景色とかは、当時訪れたオーストリアのハルシュタットを思い出させます。
坂道も趣ありますよね。おじさんも写真撮っちゃってます。
さて、ほんとはもっとぶらぶらしていたのですが割愛し、せっかくなのでとサヴォワ料理を食べてみました!
手前の料理がTartiflette(ポテトグラタンの上にたっぷりのルブロションチーズ)。まるっと一塊のチーズが乗っています。濃厚で食べごたえ満点!チーズ好きな人なら絶対喜ぶお味。
そんなこんなで半日旅行は終わりへ。
日曜だったのでしまっていましたが、ショコラトリーやケーキ屋さんもおいしいところが多いようです。
カップルが映えます^^
今の時期(4月)は10度前後でかなり寒かったですが、もう少しすると緑が増して、さらに色が映えて素敵なんじゃないかなと!アヌシー湖の周りをぜひいつか家族と散歩してみたいものです。
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