リヨン観光② ~フルヴィエールの丘編~

朝方の冷え込みが先週よりひどくなったような気がする今日この頃です。リヨンの街並みにも慣れて、とても過ごしやすいと感じています。
何よりうれしいのが、やっぱり私が好きなものが安い!板チョコなんて、4枚入って150円しない!!なんという素晴らしさ。


はて、そんなこんなで土日をまったり観光に費やしました。更新しないとどんどん書きたいことが溜まっていくので、フランス語の勉強はしつつもこちらも書いていきます。

今回は、フルヴィエールの丘について。


前回の新市街での記事にもちらと出ましたが、リヨンには旧市街・新市街・新開拓地区という大きな3つの区分があります。

フルヴィエールの丘があるのは旧市街。リヨンの歴史が古く根付いているところです。世界史が好きな方はご存知かと思いますが、リヨンの昔の名前は「Lugdunum:ルグドゥヌム」といいます。カエサルやガリア戦記の名を聞くと「あ~」となるのではないでしょうか。


その当時の名残が今も旧市街には残っていて、旧市街の歴史地区は世界遺産に登録されています。また、紀元前一世紀にはすでにローマ帝国のガリア植民地の首府として栄えており、ローマ時代の円形劇場を今でも見ることができます。



手前に大きく一つ、奥に小さめのが一つ。計二つの劇場が今でも残っていて、その隣には「ガロ・ローマ博物館」があります。

世界史が好きな人なら興奮モノです。また、毎週木曜日は無料で入ることができ、無料の日本語ガイドも貸し出してもらえます(残念ながら私が借りたものは途中でバッテリーが切れてしまい、しかも日本語のガイドは一つしかないため後半はつらかった笑)。

木曜以外でも、学生は4,50€で入場可です(一般は7€)。

この美術館は面白い形をしていて、5階が入口、そこから広い室内をゆったり降下していく造りになっています。途中で、ガラス越しにローマ劇場を見ることもできます。

絵になるお二人をこっそり撮影。

美術館内には、ルグドゥヌムから発見された遺跡や、当時の人々の生活を推測できるような日用品、劇場にあった柱などが展示されています。
どうしてこんなにも日本と違うんだろうなー…と思ってしまう。日本の博物館に行くと、「おじいちゃんたちの暮らし」というイメージがあるけど、ここでは「若い戦士たちの生き様」というイメージ(例え方がもはや謎)。

ガロ・ローマ博物館を左手にして、丘を登っていくと、そこにあるのがノートルダム・ド・フルヴィエール・バジリカ聖堂。

非常に大きく、白く凛々しくそびえたっています。ちなみに、ここにたどり着くまでには色々な道がありますが、ガロ・ローマ博物館の方面から行くと急な坂道、反対側から行くとすごい段数の階段をのぼらなければなりません。

これが延々と続く。

ここまで来たらあと少し。
行きはどちらでも大丈夫ですが、帰りは絶対階段をお勧めします。坂道は、非常にゆっくりのペースでしかくだれません(周りに、「あの人なんであんな遅いの?」って思われるレベル)。

もちろん、ちゃんとメトロやケーブルカーがありますので、時間と体力を節約したい方はぜひそちらを。


登るとたどりつくのが、ここ。この手前の高さがあるところが現在地で、誰かの手(だれ?笑)が置いてあるところが新市街ゾーン。
丘から見える景色は絶景。リヨンを見渡すことができます。

写真だとうまく伝わらないですが、これが180度で見れる。パノラマは本当に圧倒です。

平日の夕方でこの人の多さ。観光客ばかりとすれ違います。


この景色を見ながらコーヒーが飲めるおしゃれなレストランもあります。

この反対側が、ぜんぶ見渡せる感じに。すでに皆さんビールやらワインやら飲んでらっしゃる。いいよね(働いていないのか?)。


もちろん、帰りは行きよりつらい!
でも、見える景色がなんだかジブリの「魔女の宅急便」のようで心躍りました。

Vive le WWOOFing! フランスワーホリログ

2016年4月〜2017年2月まで、フランスwwoofの旅。オーガニック農業、人との出会い、生き方と自分自身の発見、食文化と健康、言語に今は関心あり。「自分がよく"有る"」ために大切なこと、「どんな生き方をしたいのか」を考え中...!

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