それでも生きていく

夜行バスに乗りながらまた考えている。やっぱり、人生はうまくいくばっかりじゃない。

先週末から立て続けにまたしんどいことが起きて、頭がついていけなくて、初めて本気で日本に帰りたい、と思った。
支えてくれる家族や友人がいてとにかく帰れる場所がある。

いくら言葉に慣れてきたと言っても、ここには私の家はない(物理的な)。毎日恐怖と闘う。自分のことは全部自分でやる。本当に全部。誰も面倒など見てくれない。

フランスに来て一番最初の頃は、何でこんな想いまでして私はここに来たんだろう、とよく考えた。

こんな怖い想いをしてまで、一体私は何がしたいんだろう。
農家さんにアポが取れなければ行く宛もない。ドタキャンされたら今日寝る場所がない。夜行バス1本逃したら路頭に迷う。

迎えに来てくれる親や友人はいない。誰も私の代わりにやってくれる人はいない。

何があっても、それは全部自分の責任だ。
ドタキャンされても、くよくよ言ってられない。とにかく生きる場所を探さなければならない。
物を無くされても、その人は探してくれない。たとえ大事なものだとしても。任せた私が悪かった。だから自分で探しに戻る。



ただどこかに行ってまた戻ってくるのではなくて、ずっとどこかに行き続けるのは、やっぱりキツイもんなんだなあ。


そんなことを考えてちょっと鬱々としながらのバス旅。
バスはリヨンで乗り換えることになっていた。

リヨンは、私がフランスに来て初めて"生活をした"街。目的地への中継地点でたまたま戻ってきた。

夜のリヨンはすごく綺麗だった。フルヴィエールの丘。旧市街の街並み。川にかかる橋たち。カフェの横のだまし絵。

4月に何にもわからずにいた自分と、その初心を思い出して、ああ、よかったと思った。あの時こんなだったな~とか、ホストマザーと今ならもっと話せるだろうなとか、あの時のクラスメイトたちは今頃どうしてるんだろうかとか。

そんなことを思い出してて。
何もかもが辛いとかキツイことなんじゃない、その中にも楽しいことや素敵なことがあって。ちゃんと全部本当に無駄になってないんだなって。

どんなことがあっても、どんな状況下であっても、その中にある楽しさはきちんと楽しみたいし、嫌なことは100%じゃなくて、ちゃんといいこともたくさんあるんだなと。

ちょっとへこんでぐねぐねしてたけど、ぽっと心があったまったりして。

人生は不思議なものですねえ。
それでも、私は生きていくんですねえ...。




この間、Parisのボンマルシェに展示があるとまいさんから聞いて、一緒に観てきたときの写真。
Chiharu Shiotaさんという、ベルリン在住の日本人アーティスト(芸術家?)で、この展示の題名は「Where are we going?」

私たちはどこに向かっているのか?

彼女は、人生とは行く先のない旅である、と語る。どこに行くのか、終わりはない。ずっと続いていく。


Where are we going?

答えのない問い。私も分からないし、Chiharuさんも分からない。
一体どこに向かっていくんだろう。


人生はわからないことばかりだけど。
それでも私は生きていく。

Vive le WWOOFing! フランスワーホリログ

2016年4月〜2017年2月まで、フランスwwoofの旅。オーガニック農業、人との出会い、生き方と自分自身の発見、食文化と健康、言語に今は関心あり。「自分がよく"有る"」ために大切なこと、「どんな生き方をしたいのか」を考え中...!

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