山羊とチーズとアルザス

水曜日から、コルマールの近くの農家さんでのwwoofが始まりました。新しく着いた農家さんは、ヤギのチーズ、羊と豚の肉製品を作っている農家さんです。

驚いたことに、山羊という生き物たちは非常に”好奇心旺盛”です。

他の動物たちは人間が近づくとわーーー!っと恐怖から逃げるのですが、山羊は近寄ってきて、背中に乗ったり、服をむしゃむしゃし始めたり、足でどついてきたり(笑)。

非常に自由に生きています。


とにかく何にでも興味津々。



そして山羊たちの小屋のすぐ隣にあるのがチーズ加工をするところ。

朝と夜、毎日摂れたての山羊のミルクに菌を混ぜ、チーズに形づくっていきます(そういえば山羊のミルクを初めて飲んでみましたが、牛乳とあまり変わらない感じがしました…特に山羊臭さなどはなく、どちらかというと無味??今は冬場で青々とした草をあまり食べていないからということも関係しているようです)。

山羊と違って私に怯える豚たち。ぶひっ、ぶひっ!と言いながら小屋の奥にまっしぐら。


そして羊。彼らもなかなか触らせてくれないのです (思っている以上に逃げ足が速い!触れるけれど、恐怖からの高スピードは逆にこっちがびっくりしたりします)。

こちらは生まれて数日くらいの赤ちゃんとお母さんたち。

お母さんと目と鼻のまわりが一緒!パンダのようにかわいい白と黒。

そしてこちら!

この写真を撮影した日の朝に生まれました!!!

運よく小屋の掃除をしていたら、お母さんが力みだし、「あれ、生まれるのか…??こういう時どうするの?!」と友人と話していたら、ものの15分くらいですぽん!と赤ちゃん登場。

まだ濡れて震える赤ちゃんを、丁寧に舐めてきれいにし、ずっとそばにいて様子をうかがっていました。すごいべただけど、生命の神秘ってこういう感じなのか…と思い、同時に自分が残酷に思え、何とも言えない気持ちになり。自分がよくわからなくなりつつあります。



馬もいるよ!ぎょろぎょろしてるけど…(笑)


この近辺は雪は降ってませんが、土日は霧が一日中出ていて、外にいると凍えそうなくらいの寒さ。そして今日はちらりと雪が降り(すぐ消えましたが)、日中もあまり日差しが出てこなくなりました。

やっぱり、体の芯から冷えますねえ。でも空気がツンとしていて、とても気持ちがいいです。


アルザスの人はドイツ人寄りの性格をしてるよ、と他の地域の友人たちに言われましたが、何となくわかるような気がします。どちらかというと距離があって、仲良くなるために少し時間が必要な感覚です。みんな優しいけれど、南の陽気なフランス人たち(前いたところ)とはやっぱり違うんですね。


というわけで。明日も山羊たちと闘ってきます。おやすみなさい。

Vive le WWOOFing! フランスワーホリログ

2016年4月〜2017年2月まで、フランスwwoofの旅。オーガニック農業、人との出会い、生き方と自分自身の発見、食文化と健康、言語に今は関心あり。「自分がよく"有る"」ために大切なこと、「どんな生き方をしたいのか」を考え中...!

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