コルビエールの山奥で

約1ヶ月の滞在を終え、夜行電車に揺られてパリに到着。
パリはコートにマフラー、完全に冬のツンとした空気が広がっています(手袋はなくてもまあなんとかなるな、くらいの寒さ)。

滞在先にネットがないということは知っていたけど、携帯の電波すら届かない山奥とは知らなかった!!!

ということで、1ヶ月ぶりの更新です。

南仏ナルボンヌから車で約2時間。山道を進んでいくと、ぽつりぽつりと中世の城跡が見えてきます。

Pay de Cathare:カタリ派(中世のキリスト教異端派)が広く根付いていた地域です。

その中の一つ、Termes(テルム)という町に住んでいました(ちょうどカルカッソンヌとナルボンヌの間、南方面に進んだ所にあります)。

今回のホストは60歳を越えたご夫婦。彼らの活動は主に農家民泊、マルシェを含む地域ぐるみの活動、そして今回は特にぶどうの収穫でした。

雨が降るのがまれなため、非常に乾燥した地域で、庭の野菜に水をやるのも最低限。
今まで見てきた地域とは全く違う天候で、常に水の大切さを意識している地域。

同時に南の人たちはおしゃべりが大好きで、議論も一度始まったら終わらない、冗談もバンバン言い合う空気感です(フランスでも北は静か、南はよく話す、と言った地域性があるそうです)。

そんなこんなでいろんな出来事がありましたが笑、この地域ではたくさんの人との出会いに恵まれました。

ホストファミリーであるBrigitte(ブリジット)は、ここの地域でマルシェをつくろう!と有志を集め、マルシェは今年で4年目。

ということで、生産者はみんな知り合い、お客さんもみんなお友達、マルシェは週に一度みんなで集まってわいわい過ごす、そんな家族感あふれる空間。
近隣にはカフェなども特にないので、マルシェがカフェやバーのような役割を果たしていました。
そういうわけで、ぶどうの収穫を手伝いに来てくれたメンバーもマルシェでみんな顔見知り、会えば会うたびお互いの違いや文化について質問し合うことが多く、フランス人の持つ日本のイメージを色々と知ることになりました。

サムライはいないと言ったらめちゃくちゃがっかりされ(会う度に残念そうにしてた)、コーヒーを飲んでたら日本にコーヒーはあるの?!と驚かれ(これは本当に吹き出してしまった!)、米を3食食べると言ったら飽きるだろうと言われ...

同時に私自身も知らない日本についてまざまざと現実を突きつけられた感じでもあります。


そんな一ヶ月を過ごし、それぞれの出来事についてはまた細かく書こうと思いますが、また10月末からはコルビエールに戻ります。

次に行くのはパン、野菜、牧畜、、オールマイティの農家さん。加えて、建築(わらと土で作る)もされているそうで。

まずはパリにて日本の食文化を学んできます!

ではまた。

Vive le WWOOFing! フランスワーホリログ

2016年4月〜2017年2月まで、フランスwwoofの旅。オーガニック農業、人との出会い、生き方と自分自身の発見、食文化と健康、言語に今は関心あり。「自分がよく"有る"」ために大切なこと、「どんな生き方をしたいのか」を考え中...!

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